この記事の著者・監修者
きたむら歯科院長:北村 篤史
院長の北村篤史です。地域医療に貢献したいと思い、海外で身につけた歯科に関する高度な知識や技術で診療を行います。
インプラント治療は歯を失ったときの治療法として多くの人々に選ばれています。しかし、治療後の数年が経過すると、いくつかの患者さまに痛みや不快感が現れることがあります。ここでは、インプラント治療から数年後に感じる痛みの原因について詳しく解説します。
インプラントと周囲の骨の境目に入るヒビです。正常な状態ではインプラントは骨にしっかりと結合していますが、時間とともに小さなヒビが入ることがあります。これは通常、痛みを引き起こすことはありませんが、ヒビが進行すると痛みや不快感を感じることがあります。インプラントの結合の状態は骨の密度と関係しており、骨の健康を維持することが重要です。
年齢や生活習慣の変化によって、噛み合わせが変わることがあります。これにより、歯と歯が正しく噛み合わなかったり、インプラントと周囲の歯の接触具合が変わり、歯ぐきや顎に不必要な圧力がかかる可能性があります。これが痛みや不快感を引き起こす原因となることがあります。
こんな症状があると危険かも?
・歯ぐきの腫れや出血が増加し、痛みが強くなった。
・痛みや不快感が増した。
・インプラント周囲に膿がたまっている。
・歯ぐきの腫れがひどくなった。
・インプラントでの噛み合わせに不快感を感じる。
違和感を感じた時にはなるべく早く受診しましょう!
インプラント治療後、適切なケアを行うことは、インプラントの寿命を延ばし、不快な痛みを避けるために非常に重要です。以下に、簡単にできるケアのポイントをご紹介します。
インプラント周囲の歯ぐきや歯を清潔に保つために、正しいブラッシングとフロスを行いましょう。歯ブラシの毛先が柔らかいものを選び、優しく歯や歯ぐきを磨きます。また、歯間ブラシや歯間フロスを使用して、歯と歯の間の隙間もしっかりと清潔に保ちましょう。
インプラントを含むすべての歯のために、お口の健康のためルーティンを身に着けると良いでしょう。毎日のブラッシングとフロスを怠らず行い、食事後に口をすすぐことも大切です。定期的な歯科医院の受診もお忘れなく。
インプラント治療後には、いくつかの禁止事項と注意点があります。たとえば、硬い食べ物を噛む際には注意が必要で、特に治療直後は過度な力をかけないようにしましょう。また、喫煙や過度なアルコール摂取もインプラントに悪影響を及ぼす可能性があるため、控えることをおすすめします。
最も重要なのは、定期的な歯科医院の受診です。歯科医師はインプラントの状態を検査し、早期に問題を発見することに役立ちます。定期的なクリーニングと検診を受けることで、インプラントの長寿命をサポートすることができます。
インプラント治療後の痛みは避けられる可能性が高いです。正しいケアと早期のトラブルチェックが鍵となります。自分の健康を守るために、お口のケアに対する意識を高めましょう。インプラント治療後のケアは、あなたの新しい歯を長く楽しむために不可欠です。痛みを感じた場合は、歯科医師に相談し、適切な治療を受けることも大切です。一緒に健康なお口の状態を維持していきましょう。
院長の北村篤史です。地域医療に貢献したいと思い、海外で身につけた歯科に関する高度な知識や技術で診療を行います。