インプラントは天然歯に近い見た目や機能を持つ優れた治療法ですが、長持ちさせるためには適切なメンテナンスが不可欠です。インプラントを入れた後も、定期的なケアを怠るとトラブルが発生する可能性があります。ここでは、インプラントのメンテナンス方法やその必要性について詳しく解説します。
目次
歯科医院でのメンテナンス
定期検診の重要性
インプラントを長持ちさせるためには、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが大切です。たとえ違和感がなくても、3〜6ヶ月ごとの検診を推奨します。定期検診では、口内の状態をチェックし、インプラントだけでなく残存歯の健康も確認します。虫歯や歯周病がないかを調べるほか、被せ物や詰め物の状態もチェックし、適切なケアを行います。
レントゲン検査
インプラントを支える顎の骨や、残存歯の根元の状態を継続的に検査することも重要です。1年に1回程度のレントゲン検査を行い、目に見えない部分の異常を早期に発見します。歯科用レントゲンは被ばく量が少なく、安全性が高いため安心して受けられます。
ブラッシング指導
毎日のブラッシングが重要ですが、磨き方には個人差があり、磨き残しが発生しやすい部位があります。当院では、適切な清掃方法を指導し、清掃器具の使い方もアドバイスしています。
プロフェッショナルクリーニング（PMTC）
自宅でのケアでは落としきれない歯石やバイオフィルムを除去するために、当院では専用の器具を使ったクリーニングを行います。これにより、インプラントの寿命を延ばし、健康な口内環境を維持できます。
噛み合わせの調整
時間が経つと噛み合わせのバランスが崩れることがあります。噛み合わせが悪くなると、インプラントに負担がかかり、欠けたり緩んだりする可能性があります。当院では、咬合紙を使って噛み合わせのチェックを行い、必要に応じて調整を行います。
通院頻度
インプラントのメンテナンスは、一般的に3〜6ヶ月に一度受けることが推奨されます。メンテナンスの頻度は患者様の口腔状態によって異なりますが、長く快適にお使いいただくためには、定期的なチェックとクリーニングが必要です。当院では、インプラントの状態をしっかり確認し、適切なケアを提供します。インプラントを長く快適に使用するためには、継続的なメンテナンスが重要です。
自宅でのセルフケア
インプラントの健康を維持するためには、日々のセルフケアが欠かせません。以下のポイントを意識して、自宅でのケアを続けましょう。
正しいブラッシング
ご自身で行うケアの基本は、歯ブラシを用いたブラッシングです。インプラントを傷つけないように、柔らかい歯ブラシを使用し、力を入れすぎず優しく磨くことが大切です。一本ずつ丁寧に磨き、口内環境を清潔に保ちましょう。
フロス・歯間ブラシの使用
歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間の汚れは、フロスや歯間ブラシを活用することで効果的に除去できます。これまでフロスを使う習慣がなかった方も、ブラッシングとセットで取り入れることをおすすめします。
デンタルリンスの活用
デンタルリンスは、インプラントや天然歯の歯周ポケットに作用し、細菌の繁殖を抑える効果があります。抗菌作用のあるものを選び、毎日のケアに取り入れることで、インプラント周囲炎の予防につながります。
セルフケアを怠るとどうなる？
インプラントは虫歯にはなりませんが、メンテナンスを怠ると歯周病に似たインプラント周囲炎を発症するリスクがあります。これは、歯垢や歯石が蓄積し、細菌感染を引き起こすことで発生します。特にインプラントには神経が通っていないため、気づいたときには症状が進行していることが多いのが特徴です。インプラント周囲炎が進行すると、顎の骨にまで影響を及ぼし、最悪の場合インプラントの脱落につながる可能性があります。定期的なセルフケアと歯科医院でのメンテナンスを組み合わせることで、インプラントを健康に保つことができます。
他院でインプラント治療を受けた方へ
引っ越しや転勤などで、これまで通っていた歯科医院でのメンテナンスが受けられなくなった方もご安心ください。当院では、他院で施術されたインプラントのメンテナンスにも対応しています。メーカーや種類に関わらず、適切なメンテナンスを行いますので、新たにインプラントのケアを受けたい方はお気軽にご相談ください。
枚方市でインプラント治療なら【きたむら歯科医院】へ
インプラントは、適切なケアを行うことで長く快適に使用できます。毎日のセルフケアに加え、定期的な歯科医院でのメンテナンスを欠かさないようにしましょう。ライフスタイルの変化があっても、継続的なメンテナンスを受けることで、インプラントを健康に保つことができます。インプラントのメンテナンスをお考えの方は、枚方市の歯医者【きたむら歯科医院】までご相談ください。